最後の恋
「あたりまえだろ
この4日渚と離れて思い知った
俺にとって渚は、かけがえのない人だと
本当に心の底から思った」
「…僕もこの4日間ずっと考えてた
…最初から答えなんて分かってたのに
あの時の僕はどうしたらいいか本当に
分かんなくなちゃって…1人になろうって
思ちゃったんだ…で此処に逃げて来ちゃった」
「渚」
「僕はこれからどんな事があっても
恭司の傍にいたい…死が2人を別つ
その瞬間まで…ずっと恭司の傍に…いたい…」
「俺も同じ気持ちだ…渚…
もう一度抱きしめてもいいか」
「…うん」
俺は渚を強く抱きしめた
渚を抱きしめて心底ホッとした俺は…
「…いゃ…きょ…ちゃ…ダメ…」
「そんな事言っていいのか…
暫くシてないからなぁ…」
「…だ…め…きょ…ちゃ…そん…な…とこ…」
「そんな事言って…下の口は…
すげぇ正直なのにな…渚」
「…そん…な…こと…ない…もん…」
俺達は9日間の間、食事、風呂、散歩以外は
ずっ~とベットで・・・毎日。
甘く、時に激しい…
日々を過ごした。