最後の恋



「芯、先輩らしき人と
その彼女お店に入ってくよ
きっと予約したんだろうね」

「あぁ」

「私達がああだこうだ
言ってるうちにお店に
入っちゃったね」

「そうだな」

「私達は〔蔡楼〕の飲茶専門の
お店の方にしよっか」


〔蔡楼〕は
本格中華のお店(価格は高め)と
隣に併設されてる飲茶専門のお店
(価格はリーズナブル)の2店舗

「美奈はそれでいいのか」

「うん、結構並ぶでしょ」

「多分な」

「それなら飲茶でいい」

「分かった」


俺達は
〔蔡楼〕の飲茶専門店に入った

さすが〔蔡楼〕だけある
飲茶も、もの凄く美味かった

彼女の美奈と会話してても
俺は先輩の事が気になっていた
あの後姿は並木先輩だと思う
前から先輩の彼女ってどんな人か
見てみたいと思っていたから
もしかしたら…
彼女見れたのかもしれない
そのチャンスを不意にしたかも




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