最後の恋
「玲さんその予感合ってますよ、
恭司君の同僚の方が病気に罹って会社を
暫くお休みになるのでその方の変わりに
名古屋に出張する事になったそうです。」
「その出張って何時からですか?」
「来週の火曜から4日間です。」
「それじゃ京都行けないじゃないですか」
「えぇ…そうなんですよ、
お昼に電話なんて珍しいと思いましたけど
渚君の休みを来月に変更出来ないかと
恭司君から聞かれまして…」
「来月は無理じゃないですか!!」
「そうなんです、
来月以降なら渚君の予定は何とか出来ますが
恭司君の方がお休み出来ないでしょうから
当分は旅行は行けないでしょうね」
「渚君あんなに京都楽しみにしてたのに
本当に残念ですね」
「恭司君も渚君同様2人で旅行
行くの楽しみにしていたでしょうけど
仕方ない事です。
明日渚君に予定どうりお休みするのか
予定を変更してお仕事するのかどうか
聞かないとなりません。」
「仕事してれば少しは気が紛れますしね」
「そうですね…
玲さん長々と話してしまって。」
「大丈夫ですよ」
「今度こそお疲れ様でした。」
「お疲れ様でした。」