最後の恋
恭司は同棲を匂わす話をした事が
あるのか考えた…
あっ…あぁぁぁ…
俺…馬鹿かっ…!!
弁当の話の時、渚の出勤時間が遅いから
毎日作ってくれてるって確かに言った
他にも言ってるよ…
知らない内に話してる…
「先輩、思い当たりました?」
「……嗚呼」
「俺会社の先輩で同棲の先輩でもある
並木先輩に相談にのって欲しくて
電話したんです。」
「鏑木君今日じゃないといけなかった
月曜でも良いんじゃないの?」
「今日話を聞いておきたいんです。」
あまりに真剣な鏑木の声に
恭司は相談にのろう…
「分かった鏑木君
相談にのるよ、何処に行けば良い?」
「会社の近くに〔嶺〕って全部個室の
居酒屋があるんです。」
「そこなら知ってる、
今から一時間半後に〔嶺〕でいいか」
「いいです。」
「鏑木君、そういう事で…」
「はい、よろしくお願いします。」
これから鏑木と会うことになって
鏑木との電話は終了した。