最後の恋
鏑木は今付き合ってる彼女と
同棲したいと思ってる。

俺は同性の渚と同棲してる
だからこの先の事を考えると
俺と鏑木じゃ違うんだよな…

「もう少し話を聞いて欲しい」

「はい」

「鏑木君達は23だろ後2、3年経つと
鏑木君や彼女の周りの
友達、同僚、先輩達に結婚する人達が
出てくると思う、その時2人は
まだ25、6歳
この時はまだ結婚は考えない
かもしれないだけど
また2、3年後すると27、8歳だ
鏑木君がこの時どう考えるかは
その時になってみないと分からないけど
彼女はどうかなって女性にとって
27、8歳っていろいろ考える時期だと思う、
それにその頃になるとますます周りに
結婚する人が出てくると思う仕事の面でも
いろいろ任せてもらえるだろうしな」


「…先輩やっぱり先の事まで
考えた方が良いんですか?」


「鏑木君…俺の前の話なんだけど…な」

「はい」

「渚と付き合う前、俺には7年付き合った
彼女がいた年齢で言うと19~26歳までだな
別れる前に彼女の周辺で立て続きに結婚する人が
いてな、彼女は考えたらしい、彼と付き合ってて
これから先結婚ってあるのかって?
それで話があるって呼び出された
その時聞かれたんだこのまま付き合っていて
何時になるかは分からなくても結婚って話が
出るのかどうかってな…
俺は真剣に考えたよ、
でもこれから先彼女と付き合っていっても
結婚の話だけはでないだろうって事だけは
俺の中ではっきりしてる事だから正直に話したよ
俺達がこのまま付き合っていっても結婚はない!!」

「先輩も彼女もまだ26歳ですよね…」

「これは俺の義姉から聞いた話だけどな
鏑木君、女性はね26歳辺りになると
だんだん結婚を意識し出すみたい
その頃になると友達に結婚する人が
いるかららしい30歳近くになると
親や親戚に彼はいるの?とか結婚はまだ?とか
言われだすんだと
同棲してれば尚更言われるだろうね
女性の場合は出産の事も考えるみたいだし…」

「俺としては鏑木君と彼女との話だから
まずは2人でじっくり話してみないと
いけないと思う、7年半って
長く付き合ってても
彼女の気持ちは分からないだろ?」


「…そうですね」


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