For four days.


(一磨side)



「あれ」


エスカレーターでホームまで下っていると、拓が呟いた。

その視線の先には彼女がいた。


「1人だけ乗り遅れたのかな?ハルと同じ方面なのに」



彼女は単語帳を開きながら、電車を待っているようだった。



「お。一磨見ろ!矢崎が話しかけてる。」



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