サクラノヒメゴト
「さくら、サンキュな。」
クシャクシャとあたしの髪を撫で
微笑んだ。
「遅刻すんぞ。」
やばっ
あたしも早く準備しないと!
いっつもけん兄に助けられてるよ・・・。
急いで道着を脱いで制服の袖を通す
真新しい制服。
「匂いが新鮮だぁ・・・」
チクタクチクタク
あっ。
こんなに浸ってる時間がない!!
「メガネがないっ!!
どこ~~??」
あれー?昨日は確か机の上に置いたのになぁ・・・
「眼鏡なかったら困るよぉ」
視界がぼやける・・・ハズがない。
だいたい、両目2.0だし。
ダテ眼鏡?強制的につけるように言われてる。
つけなかったらメニュー5倍・・・・。