サクラノヒメゴト



「あっ・・・!」



靴箱に向かう途中で

黒崎くんがなにかを言いかけた。



「どうしたの?」

何か、あったのかな・・・?


「すみません。

音楽室に忘れ物をしちゃって、すぐ取りにいってきます。」

鞄を手にぶらさげてそのまま背中を向けて歩いていこうとした。


「え?でも、場所・・・」

転校したばっかだし、今の案内で場所覚えれたのかなぁ・・・。
あたしは黒崎くんの背中を見つめた。

あっ

「・・・案内していただけますか?」

振り返った....

「もっもちろん!!」



すっごい紳士的だなぁ・・・



見た目?ハーフっぽい顔してるし





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