サクラノヒメゴト



泣いてやるもんかっ



絶対泣かないもんっ!!



「・・・はぁっはぁ」

息が苦しい・・・。

「もうギブだと思った」


あたしの初キスを軽々とうばった転校生は
ただただヘラヘラしてる。

何コイツっっ
ムカツクっ

また、2人の距離が近づいた・・・

ヤツは耳元で囁いたんだ。

「その眼、まだやってほしいの?」



「サイっテー!!!」



あたしは膝を蹴り上げて



音楽室を走り去った。







< 120 / 234 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop