サクラノヒメゴト
ふとんを
無意識に引っ張る。
あれ?
動かない・・・
パチッ
動かない・・・なんて変だよね。
もう、だいぶ朝日が上がったのか部屋が明るい。
そして、夏らしい湿気と暑さが肌に感じた
同時に気のせいと思いたい“重さ”も体に感じてしまった。
「モーニン☆
委員長さんっ♪
あっ間違った・・・
さくらちゃんだよね?」
目の前には、昨日の美少年がいた。
あたしの初キスを軽々と奪ってヘラヘラしてた転入生が・・・。