サクラノヒメゴト
「とっ・・・父ちゃん!!!
部屋にっ変な人がっ!」
黒崎の腕を引っ張って行って
1階へ降りる
あたしの耳元でこいつはまだ
引っ張らないで・・・とかなんとか言ってる。
ホント誰だよっ!?
「おはよう。」
「おはようございます。理一さん。」
父ちゃんは何の疑いもせず、にこやかに朝のあいさつを交わした。
我が家にはコーヒーの匂いが立ち込める
「は?」
なに、この関係?
いやいやいや。おかしいでしょっ!?
普通にあいさつしてるとか意味わからないのですけど!?
父ちゃんはあたしの姿なんて特に気にせず新聞をめくった。