サクラノヒメゴト

「離しなさいよっこの変態!!」
「むりー」

まだこんな強気なこと言ってる(笑)
泣きそうな顔してるクセに。


ってかこんな近くで見たら
顔意外に小さいな。

眼鏡か・・・異常にデカいからな。
顔に合ってねぇ。

取ってみるか。

「ちょっ・・・ちょっと!!!」


ビクッ


え・・・


うそ、だろ・・・


あの『さくらちゃん』??


「やっぱり。

いたんだな。この学校に。」

やばっ嬉しすぎて泣きそう!!

「なに笑ってんのよ。!!
眼鏡、返してっ!」

あっ俺うれし泣きの前に笑ってた?

「かえ・・・んっ・・・・」

「少し黙れ。」


俺はただ嬉しくて唇に貪りついていた。



「・・・はぁっはぁ」

やりすぎたかな?マジで泣きそうだ。

「もうギブだと思ったッ」

ヘラヘラ笑ってしまう。
睨まれた・・・
でも、かわいい。涙目やばい
もう一回キスしたい。


「その眼、まだやってほしいの?」

「サイッテー!!」

「いっって・・・」

さくらちゃんは俺の股間を見事に蹴り上げて
そのまま教室から飛び出していった。


本気で痛い・・・








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