サクラノヒメゴト

「この道場に『下宿人』として招きましょう。
仮にも黒崎様は婚約者。
今日のうちにでも荷物を運びいれましょう。」

「本当ですか?!」

「条件があります。」

「何ですか」

「さくらに昔の事は絶対に言わないんで欲しいのです。」

「・・・・」

「さくらが壊れてしまう。」

そうだよな・・・

あんなことが起きたなら。

「約束します。」





こうして俺は『さくらちゃん』の家に住むことになった。



「今、さくらは深い眠りに入っているので
手早く荷物を移動させましょう。」

「ありがとうございます。」

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