サクラノヒメゴト


(さくらside)


ガラッ

「おはよーっ」

急いで自分の席に座る。
黒崎なんかと並んで入ってきたら完全に
怪しまれる・・・


「さくらぁもうバテバテだよぉ~」

瑠璃が相当疲れたように机につっぷしている。


「おつかれっ」


あっ・・・


「どっか行って。」

「わかったよっ」

伊達くんだ。


「瑠璃~もうちょっと優しくしてあげたらー?」

なんか見てて惨めだ。そりゃー瑠璃は男嫌いだから
仕方ないけど。

幼なじみじゃん。

「むりっアイツも嫌い。」
「なんでー?ずっと一緒に育ってきたんでしょ?」

「だから~無理っっ
とにかくムリなのっ」


もしかして・・・

照れ隠し?


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