サクラノヒメゴト

『教室にはいないみたいだね・・・。』って少なくともクラスメイトか、あの教室を見れるクラスだよね。

しょうがない。あの手を使うか・・・・。


「凛・・・・・月水金杢・・・。」

あたしは手に力を込めた

そして強くまぶたを閉じた。


何かが・・・・。視える

あれは誰・・・・?

瑠璃のクラスを何回か見に来てるひと。
眼鏡は・・・かけていない。太ってもいない。

カッコはちゃらちゃらした感じ。



トントン

バチッ

あたしの映像が途切れた――――。


「こらっ!!」

「あっゴメン・・・。」

あたしの背中を叩いたのは瑠璃だった。

「何・・・・してたの?」

不思議そうにあたしの顔を覗き込む。




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