悪魔な彼と甘い恋
いつもの会話はなく、どことなく重苦しい空気が流れていた。
「愛梨....今日は絶対私から離れないでよね。」
「う、うん.....」
私は戸惑いながらも返事をする。
このまま真理奈を巻き込んでしまってもいいのか。
それに.....私のせいでも、あるのかもしれないのに。
すると真理奈はまるで私の心を読んだかのように行った。
「ねえ愛梨。今変なこと考えてない?.....自分のせいだ、とか。そんな事思う必要ないから。さっきもいったけど、元々津川から愛梨に寄ってきてるんだし。愛梨が自分を責める必要ない。」
「真理奈.....。」
「月曜からも、私に任せなさい!」
真理奈のおかげで、私の不安は薄れていった.....。
ただ、真理奈を巻き込んでしまうことへの罪悪感は、ぬぐいきれない。