悪魔な彼と甘い恋
6日目―休息―
そんなこんなで、やっと休日を迎えることができ、
久しぶりにグダグダ寝たり起きたりを繰り返していた。
しばらくすると、そんな私をリオが起こしに来る。
「愛梨、もう12時だよ?」
「分かってるって。」
のんびり答える私とは対照的に、何かを焦っているようなリオ。
昨日のこともあって、いろいろ考えてたら夜寝れなかったから、まだ眠い.....。
「リオ、どうしたの?なんかあるの?」
「.....今日さ、時間あるし、遊園地.....なんか、どうかなって。」
「えっ!?」
正直言うと嬉しい。
でも......。
私にそんな資格、あるのかな.....。
自分の注意が足りないばっかりに、大事な親友にまで迷惑かけて.....。
「それとさ、愛梨。何か悩みがあるなら、いつでも聞くよ?」
「リオ......。」
リオは気付いていたのかもしれない。
私が悩んでいたことに。
遊園地も、気晴らしに、と考えて誘ってくれたのかもしれない.....。
そんな優しさに、私は甘えちゃっていいのかな.....。