悪魔な彼と甘い恋
全部食べ終わって、支度を終えて、玄関へ行こうとしたら...
「あ、待って!愛梨!」
呼びとめられて、何だろうと思いながら振り向いた瞬間...
――――ペロッ
「ご飯粒ついてるよ?」
.....へ!?
一瞬、何が起こったか分かんなかったけど...
私、リオに...リオにほっぺ舐められた...。
状況を把握した途端、舐められた部分からじわじわと体温が上がっていく.....。
「リ、リオのバカっ!!」
私はとっさに素早く靴をはき、玄関を飛び出した。