恋愛ジェネレーション
―――バタンッ
「はぁ。」
屋上の扉を閉めてため息をひとつ。
辺りをキョロキョロ。
良かったぁー!
誰もいないやっ
自分以外誰もいなかった事に安堵したのも束の間‥
「ため息なんかついて、どーしたの?めいちゃん」
「えっ!?」
声のする方を勢いよく振り返った。
「ハハッ、すっげぇびっくりしてる」
柱に寄りかかり、その柔らかな笑顔であたしを見てる男の子。
誰が見てもイケメンと言われそうなほどかっこいー。
「誰、ですか?」
思わず名前を聞いてしまった。
あたしと同じ高校にこんなかっこいー人いたかなぁ‥??