恋愛ジェネレーション


―――バタンッ


「はぁ。」


屋上の扉を閉めてため息をひとつ。


辺りをキョロキョロ。



良かったぁー!
誰もいないやっ


自分以外誰もいなかった事に安堵したのも束の間‥






「ため息なんかついて、どーしたの?めいちゃん」




「えっ!?」


声のする方を勢いよく振り返った。




「ハハッ、すっげぇびっくりしてる」

柱に寄りかかり、その柔らかな笑顔であたしを見てる男の子。


誰が見てもイケメンと言われそうなほどかっこいー。


「誰、ですか?」


思わず名前を聞いてしまった。

あたしと同じ高校にこんなかっこいー人いたかなぁ‥??

< 14 / 18 >

この作品をシェア

pagetop