あした天気になーぁれ
瑠希は、真っ直ぐな瞳で私を見ていた。
「なら……いいと思うけど…「お前等ー、席着けー!!!座んねぇと遅刻にすんぞー」
その時
瑠希の言葉を遮って、担任の松澤先生(通称まっちゃん)が出席簿を持って教室に入ってきた。
「まっちゃんおはよー!」
「先生今日早くねぇ〜?」
クラスメート達が、まっちゃんに絡みながら続々と席に着く。
「おう、おはよう。――ってほら梨本、芝田(瑠希の名字)早く席着けよー。遅刻扱いすんぞー」
「え゛っ!!!?」
「はあ!!??」
まっちゃんひどいっっ!!!
私と瑠希は慌てて自分の席に着いた。
…瑠希との話、有耶無耶になっちゃったかな。
でも、変わらなくていい。
……ずっと、この日常が続けばいい。
続いて、ほしい。