あした天気になーぁれ
心の葛藤
――――…
そして、あの時間がやってきた。
「体育祭の種目決めるよー!!!!」
再来週行われる体育祭の種目決めをしてます。
「勝ちに行くぞてめえら――――!!!!」
「「「「おお――――!!!!」」」」
このとおり、異様なくらい盛り上がっております!
…ってか、種目決めるだけなのになんでここまで盛り上がってんの。
「まっちゃんのおかげってのもあるけど、やっぱさ、体育委員が頑張りすぎてるよね」
後ろからちょんちょんと背中を突かれ振り向くと、瑠希が楽しそうに笑いながらそう言った。
「だよね!あと委員長も」
「うんうん。」
こんな盛り上がってる理由は、仕切る人が盛り上がりまくってるわけで。
「てめえらちゃんとついてこいよ――――!!!!」
「「「「おお――――!!!!」」」」
「まじで優勝狙ってくかんな――――!!!!」
「「「「優勝――――!!!!」」」」
「…。」
要するに、我がクラスの体育委員(男)と委員長(女)のおかげということです。
(すごいな…。打ち合わせしたんじゃないかってくらい息ぴったりだな皆…)
一人、そのノリに乗り切れず。
他人行儀に見てました。