あした天気になーぁれ
入った瞬間、そんな声が私に届く。
リビングのソファーに寝転がっていて、テレビを見てくつろいでいたのは
「あ、陽那いたんだ。ただいまー」
私の妹、陽那だった。
「晴姉どうしたの?今日早くない?」
陽那は首を傾げながら私に聞いた。
「そういう陽那こそ早くない?小学校ってこんなに早いっけ…?」
「今日は四時間だったんだよー。」
…そーゆうことか。
――陽那は小6。私と5歳離れている。
一番の末っ子だ。
「陽那ち〜♪」
「おー、陽那ー!」
そのとき、2人が陽那を呼びながらリビングに入ってきた。
「――えっ!!?瑠希ちゃんにちーくん!!?」
陽那は2人の姿を見て驚き、ソファーから飛び起きた。
私の姉弟達は、みんな瑠希と千早を知っている。
千早は小さい頃から仲良くて幼なじみだし、瑠希はよく遊びにきてたから。
千早はにっと笑って、陽那に近づいていった。
「元気だったかー?陽那!」
そういって、陽那の頭をわしゃわしゃと撫でる。
「当たり前だよ!!でもどうしたの?ちーくんと瑠希ちゃん来るなんて珍しいね!」
陽那は千早に笑いかけて不思議そうに瑠希と千早を交互に見た。
「あ、それは――…」
説明しようとすると