あした天気になーぁれ
私の両親は共働きで、朝は居るんだけど帰ってくるのが夜遅く。
それは何年も前からのことで、その時から食事は私が毎日作っている。
おかげで料理だけは誰にも負ける気がしませんよ…。
「――ただいまー」
急にドアが開いて、私と陽那は驚いてドアを見た。
だ、誰っっ!?
「あれ、晴姉と陽那しかいねぇの?」
「なんだ雷か……」
「び…っ…びっくりした…」
そこには私の弟。雷斗がいた。
「え、なんだよ?…陽那顔やべぇぞ」
雷は目を見開いて驚きを隠せていない私達の様子に驚いたのか、少したじろぎながら言った。
「ら…っ雷兄のバカ!!不審者が来たかと思ったよ!!!」
陽那は顔を引きつらせながら、雷に怒っている。
「そんなん鍵掛けとけよ!!っつかわかるだろそれくらい!!」
「わかんないよ!!」
…ぶっちゃけ私も不審者かと…。