あした天気になーぁれ





「雷今日遅かったねー!部活?」


私は陽那との言い合いをやめてソファーにボスッと座った雷に聞いた。




「うん。この頃練習長いんだよ…」




雷はそういって小さくため息をついた。




雷は中2。私と3歳離れていて、サッカー部に入ってる。


結構うまいみたいで、次期エースとか言われてるって。



…サッカー大好きだもんなぁ、雷は。



練習することは全然良いけど



「ケガだけはしないようにしなね!!」



雷に笑って言うと、雷は笑って「大丈夫だよ」と言った。






「――あ、晴姉の学校ってもうすぐで体育祭だっけ?」



「うん、そうだけど?何、それがどうしたの?」


「んー…」


私は雷の急な質問に驚きながらも返事を返す。



ってか、何で知ってるんだろ?



「え、雷何で知ってるの?」


「ん?いや、だって…去年もそうだったじゃん」



あ、そっか…。



よく覚えてるなぁ、雷。



雷に感心していたときだった。





< 33 / 38 >

この作品をシェア

pagetop