あした天気になーぁれ






―――…




「おしっっ!!ご飯できた!!」



私はテーブルに並べられた夕食の数々を見て、満足そうに微笑んだ。



「雨芽ー、雷ー、陽那ーご飯だよーっ!!」




「「はーい」」


「飯飯〜!」




私が呼ぶと、3人は素直にすぐ椅子に座る。



聞き分け良すぎるよ妹弟…。




「おー、ハンバーグかぁ」


陽那がテーブルに並べられた物を見て言った。


それに私は頷く。



「じゃあいただきます」


「いただきまーすっ♪」


「いっただきまーすっ」




雨芽、陽那、雷と順番に言って食べ始めた。



「私、晴姉のハンバーグ好きー♪」


陽那は笑顔でそう言って美味しそうにハンバーグを頬張る。



雷は食べるのに集中していて、ほとんど喋らない。



雨芽は所々で「おいしー」と言って食べてくれる。




私は皆が食べ始めてから



「いただきまーす」


と言って食べる。




これは、昔からのこと。





「ごちそうさまっ」


しばらくして雷は食べおわったらしく、席を立って食器を片付けた。



「――私もごちそうさまでしたっ」



陽那も手を合わせて言って、食器を片付けた。





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