あした天気になーぁれ
私は千早じゃなきゃ、駄目なんだ。
「へーへー、そうですか。」
瑠希は本当に呆れたように私を見て、頬杖をやめた。
もー!!瑠希ったら真剣に考えてないよ!!
「晴日さぁ、告白しちゃえば?あの馬鹿に」
―――はい?
こくはく……??
………。
……っっっえ゛!!!!?
「……むっ…むり!!!むりむりぜっっったいむり!!!!」
私は両手をブンブンと振って、全力で否定をする。
「もうさ、パパッと言っちゃえばいいんだよ!!」
い、いやいやパパッて……
簡単すぎるだろ…。
「だ…だってさっ…」
恥ずかしいし…!!!
「いやもう今更晴日のキャラに恥ずかしいなんてないっしょ」
「…あたしのキャラって何ですか?」
しかも瑠希、なんかノリノリなんですけど……。
「んー、天然でいいんじゃない?」
「いいんじゃない?って…」
わかってないんかい。
そして適当だな瑠希…!
「まあ、とにかく!いつかはしないと駄目ってことよ!!」
瑠希はそういって両手を握ってガッツポーズをした。
そんな瑠希が、何だか見れなくて。
「…ん、…わかってる…」
俯いて、小さく呟いた。