永遠の翼
会話の多い食卓。


家族の、楽しい風景。


この時間が、俺は好きだ。


「よし、そろそろ行くか」


「うんっ」


最後のコーヒーを飲み干して、立ち上がる。


「じゃあ、いってきまーす」


「いってきます」


「ああ。いって、一発かましてこい」


・・・何をだ。


秋夫さんのバカな送り出しを受けて、俺たちは家を出た。



< 15 / 230 >

この作品をシェア

pagetop