永遠の翼
「おねえちゃん・・・」


「なんですか?」


「もう、どうしようもないの・・・?」


私は情けない声で問い掛ける。


行って欲しくない。


大好きなおねえちゃんに。


でも、事実は辛辣で・・・


「ええ、もうどうしようもありません。これは約束ですから」


「そんなっ・・・」


私は涙が出そうになるのを、必死に堪える。


最後は、笑顔で送り出す。


そう約束したから。




< 214 / 230 >

この作品をシェア

pagetop