永遠の翼
私たちは、ふたりでケラケラと笑いあう。


「えーっ!何このオチっ」


「フフ・・・」


意味ありげな微笑み。


まさか・・・


「茜。もしかして、分かっててやった?」


「はいっ。もしかしたら、と思いまして」


心底愉快そうに言う。


「あー、やられたぁ・・・」


空を見上げる。


なんか、悔しい。


「優子、鯛焼きはいいんですか?熱いうちに食べるのが一番ですよ」


優子が鯛焼きを頬張りながら尋ねる。


「分かってるよ・・・」


はむっ、と鯛焼きを口にする。


「・・・美味しいよね、あそこの鯛焼き」


「ええ」


ふたり、鯛焼きを頬張る。


なんか、本当・・・


お姉ちゃんと一緒、って感じで落ち着く。


彼女と出会ったのは、一年前。


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