永遠の翼
「優ちゃんっ♪」


昼休みに詩織が声をかけてくる。


いつも思うけど、彼女は本当に明るい。


落ち込むことがあるんだろうか、と思えるくらいだ。


「お昼だねっ」


「・・・そうだね」


私は席を立つ。


「学食行こっ」


「うん」


ふたり、連れ立って向かう。


たまにこうして、ふたりだけで学食に行くことがある。


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