永遠の翼
「お前、どうやってこんな可愛い娘と知り合ったんだよ」
篠原さんが、月島さんに話を振る。
「あっ。それ、わたしも知りたいなっ」
詩織がそれに乗る。
「別にどうでもいいだろ」
月島さんが不機嫌そうにスプーンでカレーをすくう。
かなり照れくさいらしい。
「雪の中、さびしそうでかわいそうな私に傘を貸してくれたんです」
面白くなりそうなので、私が代わりに話す。
「うおっ・・・マジかっ・・・」
「ヒロちゃん、かっこい~」
詩織と篠原さんがからかう。
月島さんはぶすっとして、カレーを口に運ぶ。
・・・予想通りの展開。
本当に、月島さんはからかうと面白い。
「それでですね、私が、『どうして、傘を貸したんですか?』って訊いたら、こう答えたんですよ。『雪の中、傘も差さないような馬鹿を放っておくような奴にはなりたくないからな』って」
「ほお~」
「へぇ~」
ふたりが感心したように声をあげる。
月島さんは、ぶっきらぼうにカレーを食べ続ける。
・・・ほんと、面白い。
篠原さんが、月島さんに話を振る。
「あっ。それ、わたしも知りたいなっ」
詩織がそれに乗る。
「別にどうでもいいだろ」
月島さんが不機嫌そうにスプーンでカレーをすくう。
かなり照れくさいらしい。
「雪の中、さびしそうでかわいそうな私に傘を貸してくれたんです」
面白くなりそうなので、私が代わりに話す。
「うおっ・・・マジかっ・・・」
「ヒロちゃん、かっこい~」
詩織と篠原さんがからかう。
月島さんはぶすっとして、カレーを口に運ぶ。
・・・予想通りの展開。
本当に、月島さんはからかうと面白い。
「それでですね、私が、『どうして、傘を貸したんですか?』って訊いたら、こう答えたんですよ。『雪の中、傘も差さないような馬鹿を放っておくような奴にはなりたくないからな』って」
「ほお~」
「へぇ~」
ふたりが感心したように声をあげる。
月島さんは、ぶっきらぼうにカレーを食べ続ける。
・・・ほんと、面白い。