永遠の翼
「あなたと同じですよ」
「はぁ?なんだそりゃ」
「一緒に過ごす恋人がいないので、ひとりでクリスマスを過ごしているだけですよ」
「誰がそんなことを訊いたっ」
「冗談ですよ。そんなに怒らないでください」
私が微笑みながらそう言うと、男の子はハァ、とため息をついた。
「今日は、ヘンな奴に会うのが多いな・・・」
ひとり言のように呟く。
「ヘンな奴ってのは、私のことですか?」
自分のことを指差して、尋ねる。
「この場所に、他に誰かいるか?」
辺りを見回したけど、人影は見当たらなかった。
「・・・いませんね」
「だから、ヘンな奴ってのはお前のことだ」
ぶっきらぼうに話を続ける。
「で?お前は何してんだ?こんなところで」
「・・・雪を、見ていたんです」
「雪?」
「なんか、ロマンチックじゃありません?ホワイトクリスマスって」
「そうかよ・・・」
不機嫌そうに、白い息を伴って吐き捨てる。
「はぁ?なんだそりゃ」
「一緒に過ごす恋人がいないので、ひとりでクリスマスを過ごしているだけですよ」
「誰がそんなことを訊いたっ」
「冗談ですよ。そんなに怒らないでください」
私が微笑みながらそう言うと、男の子はハァ、とため息をついた。
「今日は、ヘンな奴に会うのが多いな・・・」
ひとり言のように呟く。
「ヘンな奴ってのは、私のことですか?」
自分のことを指差して、尋ねる。
「この場所に、他に誰かいるか?」
辺りを見回したけど、人影は見当たらなかった。
「・・・いませんね」
「だから、ヘンな奴ってのはお前のことだ」
ぶっきらぼうに話を続ける。
「で?お前は何してんだ?こんなところで」
「・・・雪を、見ていたんです」
「雪?」
「なんか、ロマンチックじゃありません?ホワイトクリスマスって」
「そうかよ・・・」
不機嫌そうに、白い息を伴って吐き捨てる。