5歳児少女の育成日記
「ったく、いったいどうすりゃいいんだよ。
俺、子供の育て方なんてしらねぇんだぞ。」
そのまま置いておき
近隣の住民の方々から
『幼児虐待!!』と
叫ばれるわけにもいかないため、
一応家の中には入れたものの・・・
子供なんて持った覚えなんてねぇーぞ!!!
と叫びたい気分である。
わしゃわしゃと頭をかいていると、
目の前にいた子供が動き出した。
(ハイハイで)
アダァーかウダァーか
子供特有の声も出しながら
床を這いずりまわっている。
「子供は気楽でいいよなぁ。
何も考えなくてい《ゴチン!!》あっ。」
這いずりまわっていた子供が
積んであった本に足が引っ掛かり
ズベンと転んで、机の脚に頭をぶつけた。
この次らへん、当たり前に来るのは
「ぅ・・・うぎゃー!!!」
「だよなぁ」