5歳児少女の育成日記
「お前もこれの良さがわかるか?」
「うっ。」
「そうか。」
これは自分の中でも
一位二位を争うようなもの。
それを気に入ってくれたことは
正直容姿をほめられることよりも
うれしかった。
「子供にこの良さが分かるとは・・・。
これ、俺のお袋から貰ったものなんだ。
この世に一つしかない俺の宝物。
気に入ってくれてありがとな。」
「あーぅ。」
お互い言葉で伝わるわけがないのだが、
なんとなく読み取りながら話した。
(昴が一方的に)