5歳児少女の育成日記
「おいこら、おっさん。
誰にその汚い手で触れてるんだ。」
はぁ??
男は二度目のはぁ?に突入したが、
何を言っているのか考える間もなく、
いつの青空を見上げる形になっていた。
突然のことに痛みなどよりも
驚きの方が先に現れ、
一体何が起こっているのか考える内に、
次第に痛みが出てきた。
自分は一体何をしているのだろう?
男が考えている時に、
脇の方からはぼそぼそと
何かをつぶやいている声がする。