先生は蒼い瞳の狼くん





「あ、いえ…そんな」



「あら、謙遜しちゃって!いい子ね!さすが私の生徒だわ」


ツンツンと私の袖をつつきながらそんな事を言われて…



な、なんか…照れる



「そんな事より…高橋先生?何か用事があったじゃないのか?」


話す私を見ていた先生が少し呆れたようにため息を吐き


持っていたホチキスをテーブルに置き千尋先生は腕を組む



「なーに?用事がないと来たらダメなわけ?」


「そうじゃなくて…」



「文句ありますの?千尋先生?私に恩があるんじゃなくて?」


「………」


明らかに、脅しに近いセリフに私は身体が固まる



.
< 103 / 403 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop