先生は蒼い瞳の狼くん
「?」
「俺を脅すなんて、いい度胸してるな」
「え、別に脅そうだなんて…」
ただ、サボらないで欲しいだけで…そんなつもりは…ない、と、思う
「悪い子だな」
そう言うと、一歩一歩私に近付いてきて反射的に私も一歩下がり顔をそらすと先生に顔を覗きこまれる
ち、ちかい…
千尋先生はいつもいつも、近いんだってば!
「雪村…?」
その指が私の頬に伸びて来て
だんだんと近付く事に対する胸の高鳴りをリアルに感じていると…
ガラッー…
「千尋先生ー!!」
ドアが開くのと、同時に先生の手は私に触れずテーブルにある資料を手に取った
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