先生は蒼い瞳の狼くん




「あ…」


「残念、ここまでだな」


苦笑いをして小声で先生に囁かれると


「先生ー!怪我人!!」

そう大声を出しながら、男子生徒が三人ほど保健室に入って来る



「なんだ、またサッカー部か?」


「そうっす」


平然と態度を切り替え、そう言う先生


そんな先生と違って私のドキドキは止まらない


だ、だって…残念って


「…っ」



本当に…なんでこんなに振り回されなくちゃいけないの


少し悔しい気持ちになりながら、私はまた資料を作り始める



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