先生は蒼い瞳の狼くん





「分かりました…」


「悪いな」


「いえ、大丈夫です」



立ち上がり、よくスポーツなどで使われるアイスのうに氷を入れた



「えっと、どうぞ」


「悪い。ありがとう」


鈴木くんに、それを渡すと自分で脚に当てて微かに顔を歪ませた


痛々しい…っ


なんだか見てられなくて、テーブルに戻ろうとすると


「ねぇ!」


「?」


突然彼に呼ばれて振り向くとニコリと笑う



「えっと、龍之介のクラスの…こ…だよな?」


「え…?」



な、なに、いきなり…


「そうだけど…」


「龍之介のクラスの?あぁ!この子だったんだ!」


「は…はぁ」



他の男子二人も私の会話を聞いてまじまじと私を見つめてくる



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