先生は蒼い瞳の狼くん
う、うそ…そうなの?
「先生…」
それって、ちゃんと私の細かい事を見ててくれたんだ…
なんだろう…この胸に感じる感情…
胸を触る私を見て先生が首を傾げた
「どうした、雪村?」
「あ、いえ」
わたしは、千尋先生の事をかなり誤解してたのかもしれない…
ただの意地悪な先生としか思ってなかったのに
私のあんな小さな感情を分かってくれたんだ…
なんだか、凄く嬉しくて…
胸が暖かくなる…
「千尋先生」
「ん?」
「その…」
私は少し頑張って先生の目を見る
.