先生は蒼い瞳の狼くん
text.06~二人きりの冬休み~
――――……
「じゃあ、サラ?なにかあったら連絡してね!」
「…はぁい」
そう、寮の門で私の手を握りながら言う瑠花に返事を返す
あれから、何日か過ぎて無事に2学期が終了した
昨日は終業式で今日は寮生が帰省する日で…
今は、自宅に帰る彼女を見送っている
「あー…もう、帰りたくないな」
「……そんな」
帰りたくないだなんて…
「可愛い、双子ちゃんが待ってるんでしょ?」
「…あ」
「その為にも、早く帰ってあげなくちゃ!」
そう、瑠花に言うと顔つきが変わりニヤリと笑う
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