先生は蒼い瞳の狼くん





「うん!」



タオルで必死涙を拭ている、そんな仕草を見てから私はバックを地面に置いて靴を脱いでジーパンを膝上まで捲った


「お姉ちゃん…」



「大丈夫だよ、待ってて」


「うん…」


池に脚を付けると、とんでもない冷たさに一瞬身体が固まるけど…


何とかしてあげたい


そんな思いで一歩一歩、近付いてぬいぐるみを手に取った



「あ…」


水を随分吸って重くなっているけど、このくらいならなんとかなるかな…


そう思いぬいぐるみの水を絞りながら戻ると、女の子は笑顔を向けながら私を見る



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