先生は蒼い瞳の狼くん
text.07~冬に熱い手で~
――――……
「んっ……」
きらびやかな明るい光が差し込み
その、眩しすぎる光に私は目をこすり身体を起こした
「…朝…か」
あれから、約3日がすぎて今日は30日
あの日、結局千尋先生は私が朝目覚めた時にはいなかった
あったのは、枕元に水と飴、そしてメモが1枚置いてあった
"仕事があるから学校に行く。水分を取って、寝るように。あと、もう水遊びはするなよ"
なんて、綺麗な文字で書かれていた
その朝は、熱もなかったけど、ぶり返したら嫌だったから…ここ3日は部屋で缶詰状態
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