先生は蒼い瞳の狼くん






フォローかぁ……


まぁ、今更ここに来た時点でそんな不安を持っても仕方がないのは分かってる…



覚悟を決めるしか、ないよね…



「…分かった、頑張るね」


「おう、ほら!何がいい?」



そう言われてメニューを見ると、沢山のケーキが並んでいる


「そ…そうだな…」


どれも凄く美味しそうだけど、私の目を引くのは…一つ



「私、ミルクレープにしようかな」


「あれ、俺の経験上だと女はみんなチーズケーキなんだけど」


「…経験上?」


それって、今までの女の子の…?


うわっ…


「龍之介くん…」



思わず軽蔑の眼差しを向けると、苦笑いをして店員を呼んでケーキを注文した




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