先生は蒼い瞳の狼くん





確かに、さんざん先生に失礼な事をして


最近になって、男の人が苦手だと言った


それにも、関わらず…


自分から先生の手を抱き締めるし


先生に、抱き締められても抵抗しなかった



明らかに、矛盾してる



だけど…っ



「お、男の人は…苦手です…」


「へぇ」


返事からして、明らかに信じてない



「先生、疑って…ます?」


「はい、もちろん」


「…っ」


やっぱり…


「わたしは…本当に苦手なんです…」


「そうか」


別に、信じてもらいたいわけじゃない


だけどわたしは…


「……す」


「え?」


「先生のこと…苦手じゃないから、嫌じゃなかっただけです…」



そう先生の目を見て言った瞬間、言った事を後悔した



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