先生は蒼い瞳の狼くん





そう思った私を先生は見すごさがなくて…

「…っ」


目が合えば、先生が口元を微笑ませる



「…なーんか、なんか、なんかー!」


「え?」


「ちーちゃんってば、サラにだけ優しく挨拶しちゃってさー」


そう言うと、私の腕を掴み引き寄せる


「は?渡部にも挨拶しただろ?」


「したよー?だけど、なんか違うの」


「違うって、意味がわからないぞ」


そう言うと頬を思いきり膨らませる



「ちーちゃんでも、サラはあげないんだから!」


ベーと舌を出して先生を威嚇する


「は?」


「ちょ、瑠花ってば何を…」


「待て。渡部?お前は何か勘違いを「あ!小野瀬先生?早く始業式の準備行かなくていいんですか?」」



全くの無表情でわざとらしく"小野瀬先生"なんて言う瑠花



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