先生は蒼い瞳の狼くん

なんで…そんな事を言うの？


私らしくないって…なに…っ




襲っくる沢山の感情



わたし…バカだ…っ






「あ…はは」


「？」



私は無意識のうちに思ってた


千尋先生なら…言葉にしなくても分かってくれるって


だから、瑠花に保健室に行くように言われた時―…素直に来れた…



だけど

それは、ただの理想だったんだ―…



「ごめん…なさいっ」



目尻から流れ落ちる涙をそっと拭く


「雪村」


「本当は…体調なん、て…悪くなくて…っ」


「……」



「嘘ついて…ごめんなさいっ」


頭を軽く下げて、次々に流れる涙を拭いて私は出口に向かって重い脚を動かす




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