先生は蒼い瞳の狼くん
い、いま…キスされた?
それと同時に―…
恋してる…
龍之介くんにそう言われて、即座に頭には千尋先生が浮かんで―…
「あ…」
「なに赤くなってるんだよ」
ガラス越しに写るわたしの顔は赤くて、それを隠すように私は頬を両手で包む
「赤くなんか、なってないよ!」
「じゃあ、なんで隠すんだよ」
「隠してないよ!」
「へぇ、なら鏡見てみろよ」
「う、うるさい!バカ、バカ、バカ!」
そう強く叫んで私は羞恥のあまり急いで教室を飛び出したのであった―…
のこされた教室には龍之介がポツーンと1人で唖然としてる
「…サラ…性格が…だんだんと瑠花に似てきた…」
呟いた言葉に"どうかそれだけは勘弁してくれ"そう願ったのは言うまでもない
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