先生は蒼い瞳の狼くん
ちーぱ、そう呼んでいた印象が強くて思い出せばだすほどあの男性が目の前にいる先生だと感じる
「あ、言われれば…水に浸かってた女の子かな?」
「は、はい」
「そっか、どおりで…あの時はすまなかったね」
「いえ、ただ、ほっとけなかっただけなんで」
「凛も喜んでいたから、機会があったら顔でも出してあげて?喜ぶだろうからね」
あ、そっか…凛ちゃんは先生と一緒にいたんだから、この病院に入院してるんだ
「はい、是非」
そう言うと、お互いに微笑みあい私は診察室を出て行った―…
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