先生は蒼い瞳の狼くん



気持ちが高ぶっていたとは言え、先生と何回もキスしちゃったわけだし


やっぱり、女の子の心情としては緊張と言うかどう普通に接したらと言うか…


「……」


そんな私の様子なんてどうでもいいのか、先生はやっぱり平然としていて…



「全くサラは、いつまでも雪の子なんて言える年じゃないだろ?」


「うっ」


肩についていた雪を先生が払ってくれてその視線私の背後に移動する


「サラ、病院に行ってたのか?」


「え?はい、先生も…病院に用事ですか?」


「あ…まぁ、な」


先生は頷いて、そう言うと一瞬だけ病院を見つめながら目を細め突然、私の肩に手を回す


え…

「せ、先生!?」


近い距離に胸がドキッとなる


「サラのせいで気が変わった」


「き、気が?」

「あぁ、少し俺に付き合ってくれないか?」


更に肩を寄せられて縮まる距離にあの日の事を思い出してしまう



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